夜眠れるような昼を過ごしたい
惰眠を貪っていたら休日の午前中が終わっていた。
と、書くと人間あるあるなので特に罪悪感はないが
実際は毎日が休日みたいな人間なのでどうしようもない。休日にダラダラしていいのは平日に頑張った人間だけだ。毎日が夏休み野郎の権利ではない。
家の目の前の中学校で運動会をしているらしく
時折派手なピストル音と歓声が響く。
子供たちが一生懸命に生きているすぐ横で僕は一体何をしているんだ。何もしてない。生きてるだけだ。本当に。死んだほうがいい。
職種をがらっと変えて応募したら会社の方から食い気味で返事が来てビビる。社会から必要とされていないわけではないということは分かっていたけど、必要とされていない方が楽だった。
頑張りたいなあ、何かを。という思いだけが強くなっていくので何かを頑張ろうと思う。ひとまず目の前にある履歴書を埋めることと、数学の勉強と、新聞やニュースに触れることだ。
アイスコーヒーを入れて部屋のカーテンを開けた。遅すぎる出発だが少しずつ目の前のことを懸命にやって夜にぐっすり眠れるようになりたい。