ぼくのあお

就活がおわったようです。

マックで聞いた話の八割は創作

窓ガラスから外が見える席が好きだ。高ければ高いほど、良い。

(バカと煙はなんとやら)

 

今日も外が見下ろせるマックのお気に入りの席で数学の勉強をしていたら、隣の席に座った四歳くらいの少女が母親に「お母さんがそうなりたいなら、そうすればいいんじゃない」と言っているのが聞こえた。なんでだか分からないけれど、それだけの言葉で、泣きそうになった。たしか髪色の話だったはずだ。なんでだかそれだけのことで涙が出そうだった。もういろいろ限界なのかもしれない。いや、体調が悪かったからだ。

 

 

頭がものすごく痛くなって、身体じゅうが痛くて、バイトを休んだ。

今のバイトで休んだのは初めてだ。研究の進捗もない、就職も決まらない、そもそもまともに就活出来てない、でもバイトだけはちゃんとして、お金は稼いでいた。そのバイトもちゃんと出来ない。なんでこうなったんだろう。なんで思うように身体が動かないんだろう。人間としてもうだめすぎて、痛みに耐えながら涙が出てきた。もうこんなのやめたい。

 

 

好きな食べ物も分からなくて、テストセンターにログインできない。僕は一体何が好きで、何がしたいんだ。ただ、人並みに生活がしたい。健康で、文化的な、最低限度の生活を。そうだ、僕は、ただ元気になりたいんだ。

 

クレヨンの匂い

前に住んでいた家を壊して新しく建て直すことになった時、部屋じゅうの壁やら天井やらに絵を描いた。おかげで引っ越すまでの間、クレヨンとインクの匂いの中で眠ることになった。

 

なんでこんなこと思い出したんだっけな。

分かんないや。

 

 

昨日は御社からの連絡が来るのをソワソワ待って、次の選考に進んだという連絡をいただいたのだけど今日ニュースサイトを見たら「2020卒向け採用面接解禁」のヘッドラインが最初に出てきた。え、今日解禁なんですか。じゃあ今までのは?夢か?昨日の連絡も夢か?

 

体調が悪く何も出来ない日が続きますがやるべきことはいくらでもあるはずなので、地道に、やろう。とりあえず家を出よう。次の面接までに髪の毛なんとかしよう...

クズを見る目で見てくれよ

御社の二次面接。

褒められたり、持ち上げたれたりする度に

「(そうやってニコニコしながら落とすんだもんなあ)」と思う。どうせ落とすならクズを見る目で見て欲しい。そういう趣味はないけれど。

 

彼女の言ってた「人間不信になりそう」が今になってちょっと分かる。これで落ちてたら世界は全部嘘だと僕も思う。

 

クッションの上で丸まりながら、他のESも間に合いそうにない現実に「高学歴ニートになるかもぉぉぉ...」と呻いていたら母に「それはちょっと違うでしょ」と言われた。ちょっと違うらしい。

彼女は、そして僕は

彼女は素敵な占い師になると思った。

 

就活のことをダラダラと話していたら、

「でもそれってよなかちゃんが本当にやりたいことじゃないんだよね」と言われた。

 

見透かされた。

とりあえず分かりやすく掲げた夢を。

 

僕の願いは昔から1つだったけどその1つだけは誰にも言っていなかったしすぐに叶うとも思っていなかった。だから今は選べるなかで一番楽しそうな道を選んだ。望んだんじゃなくって、選んだ。

 

彼女はとてもいい占い師になるだろう。

僕は何になろうかな。

 

興奮冷めやらぬまま劇場から出ると、空気がひんやりとして、予定よりずいぶん早くお祈りメールが来ていた。

 

そんなに僕が嫌ですか。めっちゃ分かるなあ。

信じていてくれよ

今日は朝から調子が悪い。何かに押しつぶされそうな閉塞感で床に這いつくばって、それでも無為に時間が過ぎるのが嫌で数学にしがみついた。

 

とにかく家を出ようと肌寒いサンマルクで勉強した。まだ筆記試験は2つ残っている。最後までちゃんと頑張ろう。頑張ると決めたことを、最後まで。

 

帰りは被写体を探しながらぶらぶらと歩いた。はやく現像してみたい。

 

 

 

最近なんだか母が少しずつ僕の就活の落とし所に向けて心の準備をしている感じがある。「まあ、〇〇でも、いいわよね」って言葉は僕に向けてかあるいは自分に向けてなのか。どちらにせよなんだかものすごく寂しい。

 

「勿体ない」とか「将来すごいものになりそう」とか言われて来てじゃあ何になれば勿体なくないんだよって不貞腐れていたけれど、やっぱり、いい。今のままで。漠然と抽象的でもいい。

無責任な言葉を僕にかけた人は、責任もって最後まで信じていて欲しいんだ。僕は、すごい奴だって。

 

圧倒的成長ってなんだよ

「文章を書くのが好きなあなた!コンテンツライターになりませんか?」

 

 

そんな甘い言葉に惑わされてまんまとベンチャー企業の説明会に行った自分をぶん殴ってやりたいなあもう。

 

いざ会社説明を聞いてみるとライターなんて募集してなくて、やれweb広告だのリテイリングだのの会社だった。…というか何で新卒採用の会で学部三年のインターン生がベラベラ喋ってるんだろう。驚き通り越してその度胸に拍手である。

 

全体説明が終わって話を聞きたい社員のところに行って質問タイム。webメディア担当の人のところに一応行ってみるとこれがマジでやばかった。

「俺は時間と場所とお金には縛られたくないんだよね」

 

ああ…(詠嘆)

 

いや、本当に僕は偏見とかミリもないけど、本当にね、「圧倒的成長」って言葉を真顔で言う人初めて見た。本当に偏見とかじゃないんだけどFラン大学出身の二年目社員が「俺は副業で100万かせいでる」「やっぱ波に乗らないと?」「動画とかさ、今波来てるよね」「銀行で必要なスキルは一年で得られたからすぐやめた」て。

 

ああああああああ知ってるうううううこの人おおおおおおおお全ての出会いに感謝するタイプの人おおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉお。

 

圧倒的に成長なんて出来なくていい。じゃあ何が必要なんだって言われると困るんだけど。とにかくベンチャーにだけは行きたくないという知見を得て説明会の途中で逃げかえってきた。もう人生どうでも飯田橋だ。こんなところ一秒でもいたら死んでしまうわ。どうしようか人生。

昼寝とミニ四駆と時々数学

昨日の夜も怖い夢を見ては飛び起きてを繰り返して、朝床から出る時にはすっかりくたびれていた。夢の内容は覚えていないが、何かに追いかけられるような強迫観念と共に飛び起きている。毎回。眠るのぐらい上手にできたい。

 

結局今日の午前中も惰眠を貪る。

朝ごはんを食べた後、明るい時間に眠ると全く夢を見ない。寝汗はかくがすっきりと目が覚める。

 

何故だろうなあ。

 

昨日心に決めた通り、コジマ電気に写ルンですを買いに行った。売り切れていた。なんか僕の人生こんなんばっかだな。

 

店内にはミニ四駆のコースが設置されていて、子供たちが自分のマシンを走らせているのをただぼんやりと眺めていた。今の子供たちもタミヤなんですね。なんだか泣きそう。

 

 

漠然とした不安は、将来への云々もありそうだけど学問を休んでいる不安も多分にある気がしてきた。僕の人生の中でこんなにも長い期間勉強や研究を休んでいることなんてないんじゃないか。就職なんてどうにでも、ただ学問をしていない不安だけがある。マックでコーヒーを飲みながら数学をやったら少しマシになった。暑さは思考を鈍らせる。

 

 

先日なんの準備もせずに受けた面接が次の選考に進んでいて、めちゃくちゃ準備して臨んで一次で落ちた面接と比べてしまって仕方がない。今回は友人からのアドバイスを参考に薄く微笑みながら少しの緊張感を滲ませながら、その場で思いついたことをベラベラと喋った。喋りながらどこか鳥瞰した自分が「誰だお前」って思ってた。もう2度とやりたくない。